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空気マイクロメータ((株)第一測範製作所製)その1
通常のマイクロメータを使って、穴の内径や円筒の外形の測定すると、案外時間が掛かる。
測定の仕方の巧拙で、測定値も変わってきてしまうので、ある程度の熟練が必要だ。
内径測定などは、慣れていないと最大点を探すだけでも手間がかかるし、そうこうするうちにワークにキズをつけてしまうこともある。
そんなとき、「空気マイクロメータ」(写真:(株)第一測範製作所製 フロメック)は、便利な測定器だ。
あっと言う間に測定できるし、測定者による差もない。
ありがたいことに測定点は非接触だ(用途によって接触式のオプションもある)。
よっぽどのヘマをしない限り、キズの心配もない。
真ん中のコラムがフロメック本体、左側が多連式にしたもの
簡単でスピーディなので、同じ形状のものをたくさん測る場合にはもってこいだ。
エアー源(0.3~0.8MPa位)とマスタゲージが必要だが、本体があれば、測定用のヘッドを変えることにより、いろいろな形状に対応できる。
エアーは内臓のレギュレーターを通って本体へ
被測定物によってヘッドも様々
円筒形状ならヘッドを回転させると真円度が分かるし、長軸方向にヘッドを移動させれば円筒度も分かる。
また、多連で使用すれば、いくつもの測定点を同時に測ることができる。
テーパなどの測定にはもってこいだ。
測定器でマイクロメータなどを考えている方は、その用途にもよるが、空気マイクロメータも検討してみてはどうだろうか。
もしかしたら飛躍的に作業効率が上がるかもしれない。
テクノインスパイアでは、空気マイクロメータのいろいろな使い方を考えています。
うちでは、こんな使い方をしているというアイデアがあれば、メールにてぜひご紹介ください。