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測定器の表示方法 空気マイクロメータ((株)第一測範製作所製) その2
測定器選びで、もし性能上の違いがないとしたら、なにを基準に選ぶだろうか?
営業マンの顔?いや、いや、そのひとつに表示方法が挙げられるだろう。
(株)第一測範製作所の空気マイクロメータについて観てみよう。
写真は代表製品のひとつ flowmec である。テーパ管の中に浮かんだフロートの位置を、目盛板の値で読み取るバリバリのアナログ派だ。
flowmec
測定値が大きいのか、小さいのか、基準範囲に入っているか否かを、直観的に即座に認識できる。
空気の流れが関係するのね、という空気マイクロメータの原理もなんとなく分かるような気がするので、金属ベローズの見える昔の気圧計などが好きな方にも最適だ(といっても分からないかな)。
これに対して、同じ空気マイクロメータでも、mini や admec はデジタル派向けだ。
数字に強い人には良いかもしれない。基準に入っているかどうかの合否判断は、表示色が変わることによって測定者に知らせる信号機方式だ。
mini
admec
どちらにしようか迷っちゃう、という方には、次の colmec がお勧めだ。
LED のバーグラフ表示が付いていて、さらにデジタル数字表示も付いている。
colmec
ちょっと変わり種。場所を取らないアナログ派向けは、DI-300 だ。
これの表示はダイアル式で、時計や車の速度メーター(今は違うものもあるけれど)と同じ感覚で表示が読める。
針が好きな人にはこれが選択肢になるだろう。
DI-300
表示方法なんて、と思うかもしれないが、仕事で長時間お付き合いする測定器、使っていて快適なものを選びたいものだ。
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