通販と店舗販売。価格面では通販には勝てない。だから店舗販売では、商品を売るだけではお客様に選択されない。

では、何を付加価値として付けるかというと、それは情報なのだと思う。値段は少し高いけれどいろいろ有益な情報が得られそうだぞ、というご利益が見えると選択される可能性が高まる。

問題は、そのような情報を保有していたとして、初回でそれを感じさせることができるかどうかだ。短い時間でお客さまのツボを探して、スイッチを押さなければならない。このお客様はどのような情報を必要としているか、あるいはこれから必要とするかを瞬時に察知しなければならない。

場合によっては、お客様の趣味が+αの付加価値になることだってあり得る。ありきたりの商品の説明だけでは付加価値としての+αを伝えることができない。

長年経営してきた小売店舗には、おそらく眠っている情報がたくさんあるのだろうが、それを付加価値として活用できているだろうか？