刈谷田川沿いの来伝（らいで）というところにある天神様。

来伝は雷田と書いた。開拓の初日に降雷があり、雷神でもある天満大自在天神、菅原道真を祀った。

階段を上ると刈谷田川の方から心地よい風が吹き上げる。

鳥居をくぐると首をもたげた臥牛がどっしりと座っている。不意の来訪者から村を守っているようだ。

天神様は学問の神でもある。

握りこぶしほどの丸い石に「ご」の字を書いてここに納め合格祈願する。

受験シーズンでない時期は訪れる人もなく、天神様はただ静かに村を見守っている。

社の左には天満大自在天神の石碑（写真なかほど階段上の刻石）と薬師様（右階段上）が祀られている。